糖質を気にしなければいけない理由

足立香代子監修コラム「糖質の基礎知識1」

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1.私たちと「糖質」



 糖質の摂取量を抑える「糖質制限ダイエット」。 女性だけでなく、男性にもよく知られているダイエット法の1つではないでしょうか。 米国のアトキンス式ダイエットを始め、私達の身の回りには糖質摂取をいかに抑えるか という食事法の情報が溢れています。 糖質量を制限すると体重が減ることは確かです。 また、それとは別に、糖質摂取量が増えると血糖値が高くなるということも 日本糖尿病学会から発表されています。 これらのことから「糖質」=控えた方がよいという意識が皆さんの中に漠然とあるかと思います。


 「糖質は脳や身体を動かすために重要な栄養素です。 効率的なエネルギー源として成長期や療養中、運動時にはしっかり摂るべきです。 しかし、あまり運動をしない大人にはエネルギー過剰となりやすく、 肥満の原因となるほか、血糖値を上げやすいため糖尿病などの生活習慣病のリスクとなります。


 アトキンス式ダイエットのような極端な制限は“NO”ですが、 ではどの程度の量なら適量なのかという明らかなエビデンスもない糖質。 はつらつとした健康生活のためには注意深く捉える必要がありそうですね。



2.血糖値がどうして問題になるの?


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 食事をすると食べたものが分解され、糖質はブドウ糖に代謝されて 血液中に取り込まれます。血液中のブドウ糖を「血糖」、その量を表した数値を「血糖値」といいます。


 食事によって上昇した血糖値はホルモンの働きによって徐々に低下し、 食後2時間を目安に元の値に戻ります。ところがそのホルモンの分泌量や働きが正常でない場合、 血糖値が元の正常な値に戻らず高いままとなってしまいます。これが糖尿病です


 「糖尿病なんて大げさな」「自分には関係ない」と思う方もいるでしょう。 しかし最近、糖尿病と診断される手前の状態でも重大な健康被害を引き起こしかねないことがわかってきたのです。 食後2時間たっても血糖値が低下せず、高血糖の状態が続く「食後高血糖」です。


 食後高血糖は血管を蝕みます。動脈硬化が進行し、収縮期血圧が上がり、 最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞などの重大疾患を引き起こします。さらに脳の神経細胞にもダメージを 与え、アルツハイマー型認知症のリスクになるとも言われています。

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